"チート"は犯罪です。やり方を教えることもだから気を付けろ!

スマホやPCゲームの闇“チート”行為!サイバー犯罪が減らない理由とは ...

チート。ゲームなどで課金アイテムを手に入れたり、圧倒的な力で楽しみたいなどと思い、使用を考えてしまった人もいると思います。でもそれって、犯罪なんです。

受ける可能性のある罰

警視庁の公式サイトによると、チート行為を使用した場合、

  • ゲーム会社から損害賠償請求をされる
  • 違法行為として処罰される

とあります。実際に刑務所に行くということは99%ないですが、ある程度の額の損害賠償という形での支払いが必要になったり、または「前科」がついてしまうこともあります。軽い気持ちでやったことが大きな代償となって帰ってくる可能性があるのです。

 

どんなチートが罰せられる?

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法律的には一応、すべてのタイプのチートが罰せられます。ただ、現実としては罰せられやすいチートとそうではないものがあります。

具体的には、課金アイテムを大量に出すなどの、運営元に対し金銭的な損害を与えるものが主に罰せられます。逆に、そうではなく、メーカーに被害がないものは罰せられません。たとえば、この動画は動画内で99999ccで遊ぶためにチートを使用しており、また600万をこえる再生回数を記録していますが、なにか処分を受けたかというとそうではありません。それは、メーカーである任天堂にとってこのチートは面白さを増すもので、損害を与えるものではないからでしょう。

このように、チートの中でも罰せられやすいものとそうではないものがあります。ですが、一応すべて著作権法または電子計算機損壊等業務妨害罪に違反するということは心にとめておいてください。

知らなかっただけなのに・・・

犯罪になることを知らずに、チートを使ってしまったという人もいるでしょう。継続的に現在も使っているといったことがなければ、立件されることはほぼほぼないと考えられますが、犯罪は犯罪です。「知らなかった」は言い訳にはなりません。

過去の裁判で法律を「知らなかった」「違法行為ではないと思っていた」などなど被告が証言していることは多々ありますが、判決に与えている影響はそこまで大きくないといえるでしょう。(多少はあるけどね) 当然、知らなかったからといって無罪にあることは絶対にありません。

一番やばい行為: チート代行・ツール販売

どんな行為が、もっとも「やばい」チート行為なのでしょうか。

僕的には、チート代行とチートツールの販売が一番「やばい」行為だと考えます。この中でも特に、課金アイテム入手系チートです。

なぜこれらがやばいのか。まず、チート代行・チートツール販売はその行為によって

  • 報酬を得ているので過失と認められることは限りなく低いこと
  • 悪質性が疑われること
  • 継続性も認められやすいこと
  • 開発元に対し金銭的損害を与えている

といった点です。個人的にやっている場合は過失が比較的認められますし、悪質性もそこまで疑われません。(何十回もやってたら別だけど) それに対し、販売・代行行為はどう考えても過失ではなく、悪質性があります。

これらで情状酌量の余地がないと、損害賠償額の減額等はなかなか認められません。そのため、ケースによっては多額の損害賠償をする必要ができ、人生がくるってしまうこともあります。

開発元に対し金銭的損害を与えている点も重要です。先ほど述べたように、開発元に損害がいかないタイプのチートなら、比較的優しい目で見てくれます。紹介した動画だって600万回以上再生されているのに特に何の措置も受けていないですよね。メーカーからしても楽しんでくれてるならいいや、という感じでしょう。

でも、実際に損害を受けているとなったらそんなに甘い対応はしてくれませんし、賠償請求額も大きくなります。なので、課金アイテムの入手チートとかはやばいんです。

まとめ

「チート」って軽く考えてしまいがちですが、違法行為です。なので、もし現在使用しているのであれば出来るだけ早く辞めて、使うか悩んでいる人もやめておくことが大切です。簡単に課金アイテムが手に入るなど魅力を感じているかもしれませんが、リスクも大きい、ハイリスク・ハイリターンな手法です。

そんなことで裁判を起こされるなんて、もったいなすぎます。なのでこの記事を読んでくださった皆さんはチート行為に手を染めないように、またもし友人などが使っていたらやめるように忠告してあげてください。

 この記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。