自作PCでの正しい電源容量の選び方: 余裕があると安心

こんにちは。ゼロカラです。

自作PCを組むうえで、電源容量を正しく選ぶことはシステムの安定性、省電力などの観点から非常に重要ですよね。そこで今回は、自作PCでの電源容量の選び方について解説していきます。

パーツごとに"TDP"を調べよう

電力を消費するパーツには、すべてTDPが表示されています。TDPは熱設計電力という意味で、つまりどのくらいの電力を消費するかを示しています。電源容量を選ぶのに、消費電力がわからなければどうしようもないですよね。なので、まずはパーツごとにTDPを調べて、足し合わせてみてください。自作PC 構成見積もり てすと というWebツールを使えば、パーツを指定するだけで自動でTDPの合計を表示してくれます。

電源容量はTDPの〇〇倍がいい

パーツによっては、特にCPU, GPUでは、時によってはTDPを大幅に上回る電力を消費します。たとえば第十世代のIntel CPUは、マックスでTDPの倍くらいの電力を消費することがあります。そのため、TDPの合計と同程度の電源容量だと、足りなくなってしまう可能性があり、不安です。

なので、電源容量はTDPの合計の2倍を目途に選んでください。消費電力が最大供給電力の50%程度の時、もっとも変換効率がよくなるため、省電力になります。また、TDPの2倍程度の電力を最大で供給できると、もっとも電力を使うピーク時でも、システムが安定して作動することができます。そのため、電源容量はTDPの合計の2倍くらいが最も良いです。

電源容量が多すぎちゃダメなの?

電源容量が必要な電力に比べて大きすぎても、システムは正常に、安定して動作します。しかし、変換効率が落ちてしまい、電力の無駄が大きくなってしまいます。そのため、オーバークロックをする、パーツの増設予定があるなどの場合を除き、極端に大きい電源容量の電源を搭載することはお勧めしません。

まとめ

電源ユニットはPCのパーツすべてに電力を供給する重要なパーツです。性能が足りていなければシステムが不安定になってしまいます。なので、しっかりとスペックに合った電源容量の電源を選ぶように心がけてください。ケチるとろくなことになりません。

 この記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。