27インチのモニターの画質はWQHD以上がいい理由

27インチ モニター
テレワークなどにより最近需要が高まってきているモニター。大きな画面で作業がしやすいですし、比較的目の疲労もたまりにくいです。

そんなモニターの中でメジャーなサイズの一つが27インチ。なかなかに広い画面で、実際にとても使いやすいサイズのモニターです。

そんな27インチモニターですが、画質はどれがよいのでしょうか。実はこれ、WQHD以上の画質ではないと、がっかりする事態になりやすいのです・・・。

WQHD画質って何?

画像はI-O Dataから

フルHD」「4K」は知っていても、WQHDは知らない!という方も入らっしゃると思います。なので、まずWQHD画質が何なのかについて軽く説明したいと思います。

WQHDは、ちょうどフルHDと4Kの中間に位置する画質で、ドットの数は2560×1440の3686400個です。ちなみにフルHDは1920×1080、4Kは3840×2160です。

ドット数が4Kよりも少ないために価格は安いものの、フルHDよりも画質が良いために、ちょうど4KとフルHDの中間のニーズにこたえてくれる画質です。

なぜWQHD以上がいいの?

ではなぜ、WQHD以上の画質のモニターがよいのでしょうか。

答えは簡単、フルHDまでだと、画質が荒いからです。これを聞いて「家のモニターはフルHDだけどきれいだよ、何が問題?」と思った方も多いと思うので、なぜ画質が荒く感じられるのかご説明していきます。

まず、画質ことにドットの数は決まっています。例えば、フルHDならば1920×1080個のドットが画面に並んでおり、それらが光ることによって映像を表します。しかしここで大事なのは、画面の大きさが変わってもドットの数は変わらないという点です。

そのため、27インチのモニターになるとドットの密度が低くなり、結果として画質が荒くなってしまう(見えてしまう)のです。

それに対し、WQHDですとドットの数は2560×1440、4Kとかならばさらにドットの数が増えます。何なら計算していただくとわかるのですがWQHDでさえドットの数はフルHDよりも160万個以上多いです。なので、画面が大きくなったとしても、ドットの密度が高いため、きれいに表示されることになるのです。

なぜWQHD以上が良いのか、わかっていただけましたでしょうか。本当に思ったよりもフルHDの27インチは粗いので、フルHDを買うならせめて24インチまでにしておくのが無難だと個人的には思います。まぁ、画質に対する要求は人それぞれなのですがね。

ちなみに、おすすめのモニターは?

最後に一応、27インチのおすすめモニターを画質別にご紹介しておきます。また初めに断っておきますが、ゲーミングモニターではありませんのでご注意ください。

WQHD

BenQ EW2780Q

BenQ EW2780Q

有名ブランドBenQのモニターです。有名ブランドの割には安いですし、発色もなかなかです。とりあえずの安定択、といったところです。Amazonレビューも多いので、信頼感もありますしね。

Dell U2719D

Dell U2719D

正直言って、Dellのモニターは高いです。しかし、Dellには3年間の無輝点交換保証があります。無輝点、通称ドット抜けは、数個までなら交換してくれないことも多いのですが、Dellではなんとしっかりと交換してくれるのです。絶対にドット抜けなんてあっちゃ嫌という方にはおすすめ。

4K

Dell S2721QS

Dell S2721QS

4Kになるとなぜか他社と比べて高くないDell。上で述べたようにDellのモニターには3年間の無輝点交換保証があり、有名メーカーで品質もある程度保証されている(むろん、不良品はどこでもありますが)ということもあり、これが今の価格(37000円前後)なら良い選択肢です。

LG 27UL500-W

LG 27UL500-W

とりあえず次点はLGの子のモニターです。もちろんLGも大企業ですし製品の信頼性は高いですし、自分の周りでもLG製のモニターはドット抜けが少ないような気がしています。(気のせいかもしれませんが)まぁ、同じくらいの価格なら上のDellを選んだほうがいいので、あくまでもDellがなかったけど今すぐ買いたいときやDellが値上がりしたとき用ですかね。

以上でこの記事は終わりです。最後までお読みいただきありがとうございました。