海外製のノートパソコンが安い理由: 信頼性の問題じゃないぞ!

LenovoDellといった海外製ノートパソコンって、安いものが多いですよね。でも、これらの製品が安い理由って、「信頼性」が理由ではないのです。海外メーカーのノートパソコンも十分な信頼性を有しています。

では、何が理由なのか。今回は、その理由を解説していきます。

1. 標準搭載ソフトが少ない

海外製ノートパソコンの特徴の一つが、この標準で搭載されているソフトが少ないことです。例えば、国内メーカーの富士通のノートパソコン(以下、ノート)には、「富士通アドバイザー」や「富士通 バックアップガイド」など、富士通の開発したオリジナルソフトが標準でインストールされています。対して、Dellのようなパソコンには、ほとんどそのようなソフトが含まれていません。

それらのソフトの開発にはもちろんお金がかかりますし、出荷前にそれらのソフトをインストールしておくのにも、労力がかかります。それに対し、海外メーカーはそれらのソフトが少ないために、安くできているのです。

2. Office非搭載が多い

これは1にも関係することですが、日本メーカーではOfficeがほとんど標準搭載されているのに対し、海外メーカーではオプションとなっていることが多いです。買ったことがある方はわかると思いますが、Officeって結構な値段がします。メーカー向けに卸しているものは少しは安いと思いますが、それでも1万円以上はするでしょう。

もちろん、1で述べたようにこれらをインストールする労力もかかります。これも、海外メーカーが安い理由の一つです。

3. 大量生産をしている

日本のパソコンメーカーは、海外ではパソコンをあまり販売していません。それに対し、海外メーカーはもちろん日本以外の国でも販売しています。

そのため、販売数≒製造/出荷数は海外メーカーの方が圧倒的に多いです。たくさん作れば作るほど、一台当たりにかかる金額は低下します。これは、大量購入によりパーツの価格が下がることなどが原因です。

対して、日本メーカーは製造数がそもそも少ないため、一台あたりのコストは高くつきます。これも、価格差の原因の一つです。

 

まとめ

以上、海外製のノートパソコンが安い理由でした。このように、安いのにはきちんとした理由があるので、安い=低品質、と決めつけるのはよくないです。なので、ちゃんとしたメーカーであれば海外製のパソコンも全然オッケーです。

なので、パソコンを選ぶときには、標準搭載ソフトが本当に必要かなどをぜひ考えてから選んでみてください。

 この記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。