OSって何?OSの役割を初心者にもわかりやすく解説

パソコンやスマートフォンといった、私たちが使っているデバイスや機械に入っているOS。今回はそんなOSは何なのかを初心者にもわかりやすく解説していきます。

"OS"の定義

OSは、Wikipediaでは以下のように定義されています。

オペレーティングシステム(Operating System, OS)は、コンピュータにおいて、ハードウェアを機能毎に抽象化したインターフェースを利用者またはアプリケーションソフトウェアに提供するコンピュータプログラムである。

 少しわかりづらいので、かみ砕いて説明していきます。
OS、オペレーティングシステムは、マウス、演算装置(CPUやGPU)、記憶装置といったハードウェアを、アプリなどのソフトウェアと仲介する役割を果たしています。

これにより、「キーボードを打つと文字が出る」といった機能を提供してくれているのです。

身近なOSの例

身近に使われているOSとしては、Windows, Android, iOS, Linux、といったものが挙げられます。皆さんがアプリを使っているときには、アプリへの指示やアプリの処理は、すべてOSを介して行われているのです。

実は家電や車にもOSは入っている

意外かもしれませんが、実は家電や車にも、OSは入っています。

例えば、最近の家電の中には、タッチパネルがついている電子レンジなどがありますよね。そういうものを動作させるのにも、OSは使われているんです。これらのOSには、海外製品では主にAndroidLinuxといったOSが使われていますが、世界的なシェアでは日本のOSがトップなんです。そのOSについては、次の項で解説します。

日本の誇るOS "ITRON"

その日本のOSというのは、"ITRON"というものです。名前を聞いても、ほとんどの方はさっぱりなんだかわからないと思います。それは当たり前で、これはパソコンのような製品ではなく、家電や自動車などに使われている目立たない、いわば裏を支えるOSだからです。このようなOSは組み込み系OSと呼ばれます。

このITRON、実は組み込み系OSのなかでは、世界一位のシェアを誇ります。ITRONは海外製品ではあまり採用されないのですが、国内家電・自動車メーカーが使用しており、ご存じの通りそれらは世界的にシェアを獲得しているため、ITRONは世界一位のシェアを獲得しています。

まとめ

普段使っているデバイスには欠かせない「OS」。ハードウェアとソフトウェアをつなぐという、非常に重要な役割を果たしています。

そんなOSですが、何もパソコンやスマホだけに入っているわけではなく、家電や自動車にも組み込まれています。組み込み式OSのなかでは、知名度は低いですがITRONという日本のOSが世界一位のシェアを獲得しています。

皆さんも、少しはOSのことを知っていただけたでしょうか。この記事が皆さんの知りたいことをカバーすることができていたら非常にうれしく思います。

 この記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。