第10世代インテルの評価: 正直微妙
こんにちは。ゼロからです。
先日、第10世代Intel CPUの予約販売が開始されましたね。そんな第10世代Intelですが、性能はどうなのでしょうか。
正直微妙な性能
前世代からの目玉となる性能の変化としては、ハイエンドでついにコア数が2桁に突入したこと、全体的なスレッド数の増加、およびクロックが上がったことでしょうか。それだけなら素晴らしいのですが、その代償に消費電力も大幅に増加しました。 Core i9 10900KのようなK付きのモデルに至っては、なんと125Wにも達しています。実際にテストをしたわけではないのでわからないのですが、こんなの簡易水冷でもなければ冷えないと思います。冷えないと性能が落ちるので、メーカー公表のMAX性能を発揮するのは難しいのではないでしょうか。
最大のライバル、Ryzen
Intelは過去、CPUの世界で圧倒的な地位を築いていましたが、いまやAMDのRyzenシリーズに脅かされつつあります。しかし、第10世代IntelをもってしてもRyzenの快進撃を止めることはできなさそうです。クロックでこそ勝っていますが、コア数、ワットパフォーマンス、コスパで劣っているためです。さらに、Ryzenは新世代の発表が控えています。状況は非常にIntelに悪い方向に進んでいるといえるでしょう。
一応ほぼ同価格帯かつ同じコア数でのIntelとRyzenの比較を載せておきます。
Core i5 10400: 6C/12T, 2.9~4.3Ghz, 12MBキャッシュ, 65W, ¥23,636
Ryzen 5 3600: 6C/12T, 3.6~4.2Ghz, 32MBキャッシュ, 65W, ¥23,868
価格はほぼ同じながら、基本クロックはRyzenが圧倒的に上回っており、また2倍のキャッシュを持っている。さらに、次世代規格のPCle 4.0にもRyzenは対応している。
総合評価
100点満点で言えば60点といったところでしょうか。ついに10世代ということで、かなり期待していたのですが残念です。これらの製品には、Ryzenを打ち負かすだけの力はないと思います。インテルというブランドは非常に強く根付いているのである程度は売れるでしょうが、シェアを失うことは避けられないでしょう。(次世代Ryzenが大コケしたら別ですが) よって、このブログの見解としては
という感じです。しかし、価格変更などでまだまだ大化けする可能性もありますので、今後に期待です。
この記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。